自民党の河野太郎元副法相(46)は14日夜、谷垣禎一元財務相(64)が出馬を表明した
自民党総裁選(18日告示、28日投開票)への対応について「推薦人を集めて立候補したい」と意欲を表明した。東京都内で開かれた中堅・若手議員の会合に出席後、記者団に答えた。ただ、党内には小野寺五典副幹事長(49)を推すグループもあり、共倒れを回避するため、世代交代を求める中堅・若手が候補を一本化できるかどうかが焦点となっている。
河野氏は記者団に「先頭に立って党改革をきちっとやり、政権を取り戻したい」と語った。20人の推薦人を確保した段階で正式表明する意向だ。
一方、小野寺氏は14日夜、同氏を支持する議員グループの会合で「しっかり頑張っていく」と立候補に前向きな考えを伝えた。町村派の西村康稔外務政務官(46)も同日、立候補を目指す意向を固め、他派閥や無派閥の議員らに支持を呼びかけ始めた。石破茂農相(52)は16日の麻生内閣総辞職まで態度を明らかにしない考えだ。
既に立候補を表明した谷垣氏は14日夜、NHKの番組で「(推薦人の)めどがだんだんついてきた」と自信を示した。谷垣氏について、河村建夫官房長官は同日の記者会見で「非常に温厚で、取りまとめ役としては最適な方ではないか」と評価した。
毎日新聞
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この後がnaotanの意見です。読んでくださいね自民党総裁選に13日の谷垣禎一元財務相の出馬表明を受け、独自候補擁立を目指す中堅・若手の動きが焦点となってきた。有力候補ととりざたされた石原伸晃氏は谷垣氏の出馬表明した13日夜に不出馬の意向をマスコミに表明した。
理由はわからないが、前に書いたように来夏の参院選で敗れれば、次の衆院選を待たず辞任に追い込まれ、首相候補としての芽が無くなる可能性がある。あまりおいしくない新総裁に立候補を控えたのではないか。石原氏は「次の次」の総裁ポストを狙うつもりの不出馬ではないか。
そうした中、谷垣氏は総裁選の対応について若い世代や女性を役員人事に起用して党を再生すると表明した。谷垣氏が世代交代に言及したのは、派閥的な総裁選と見られるのを嫌っているからだ。しかしながら谷垣氏は古賀派と合流する前には谷垣派会長として領袖を務めたこともあり、中堅・若手議員に派閥色の払拭するのは難しいと考える。
中堅・若手には仲間の多くが落選の憂き目にあい、ベテランが生き残ったことへの不満が根強く、これが世代交代論の背景になっている。
独自候補擁立を目指す中堅・若手の動きが本格化し、有志グループが河野太郎氏は前から出馬に意欲を示してきたが、ここに来て小野寺五典副幹事長と町村派の西村康稔外務政務官も立候補を目指す意向を固め、他派閥や無派閥の議員らに支持を呼びかけ始めた様子。
河野氏は14日、推薦人については「十八人まで集まった」としている。河野氏の主なグループは、平沢勝栄、大村秀章両衆院議員や世耕弘成、山本一太両参院議員らで7人。テレビの「ビートたけしのTVタックル 」でおなじみの顔ぶれ。河野氏が総裁になれば、親子二代続けて野党の総裁となるが、個性が強く党内での人気がいま一つ。
小野寺氏は、現段階で集まった推薦人は「十五人近く」としている。菅原一秀、河井克行、新藤義孝、江藤拓各衆院議員ら当選五回以下の約十人が中心の若手議員。小野寺氏は谷垣氏と同じ古賀派に属しているから派閥内からの推薦人確保は難しい感じがする。
西村氏が推薦人をどのぐらい集められるか、分からないが党内では立候補に必要な二十人の推薦人確保は難しいとの見方だ。こうした若手のほか、前回総裁選に出馬した石破氏を推す声もあるようだ。石破氏は16日の麻生内閣総辞職まで態度を明らかにしない考えだ。
グループが派閥横断の形で連携しているが、複数候補が出馬すれば、票が分散してしまう可能性がある。共倒れを回避するために中堅・若手が候補を一本化できるかどうかが焦点となってくるだろう。

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テーマ : 政治
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