国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相は13日の閣議後記者会見で、2010年度予算編成では連立与党間の連携が不可欠との見方を強調した。
同相は、政府の行政刷新会議が行っている予算編成の前提作業「事業仕分け」について、「不要なものを切るのは大事だが、経済を成長させるという現実的な判断をしているか心配」と指摘。事業仕分けが当初、民主党議員と民間有識者だけで実施されていたことに触れた上で、「実際の予算編成では国民新党、社民党もコミットすべきだ」と語り、連携協議の枠組みを明確化するよう求める考えを示した。(2009/11/13-10:36)
予算編成、与党間の連携不可欠=亀井金融相構想日本=ホームページ行政刷新会議より、2010年度予算概算要求の無駄を洗い出す事業仕分けが行われている。27日まで合計9日間行う予定だ。「本当に必要な事業か」「民間でできるのでは」と政治家、地方公務員、民間有識者らから選ばれた仕分け人が各省庁の官僚に厳しい質問を浴びせ緊張感がある会議に見えた。
仕分け人のメンバーは、民主党議員の枝野幸男元政調会長が統括役で、菊田真紀子、田嶋要、津川祥吾(しょうご)、寺田学各衆院議員、蓮舫、尾立源幸(おだち・もとゆき)両参院議員の7人。民間人の人選は首長経験者や地方公務員も加わった。
加藤秀樹事務局長が中心に決め石弘光(いし・ひろみつ)放送大学学長や川本裕子早稲田大大学院教授、翁百合(おきな・ゆり)日本総合研究所理事ら経済、財政に詳しい著名な学者や米国人エコノミストらが名を連ねた。このほか、首長経験者や地方公務員も加わっている。
加藤秀樹事務局長は民間シンクタンク「構想日本」の代表で旧大蔵省(現財務省)の出身。退官後の97年4月に非営利の「構想日本」を設立し、民間の立場から政治・行政の改革に関する 提言を行って02年以降この10月末までに6省43自治体で計60回も仕分けを行った実績がある。


加藤秀樹事務局長は予算の削減額にこだわらず将来を見据えた改革を進めたい意向で評決の扱いは政治判断に任せるつもりだ。
「公開予算査定」の様子は報道されて一番取り上げられ印象に残ったのが、蓮舫議員が「女性教育会館の稼働率は?」とたたみかけると、同館の女性理事長は「44%…」と小さな声で答えるやいなや反撃に転じ、「私の話も聞いてください。一方的にただ質問に答えろというのは心外だ」と声を荒らげた場面。
結局、女性会館は予算削減の結論になった様子。自民党政権下で長年続いた事業を無駄と印象付ける格好になっている。事業の多くは廃止ありきで概算要求通り認められた事業はない。
連立を組む社民、国民新両党は連日取り上げられる事業仕分けに参加を求め出した。国民新党代表の亀井静香氏が平野官房長官に電話して「静かなオレでも騒ぐぞ」「強権をふるう刷新会議のシステムに国民新党や社民党が入らず、外国人や市場原理至上主義者を入れているのはおかしい!」と激怒したそうだ。誰も亀井静香氏を静かだと見る国民はいないと思う(笑)。 名前が「しずか」だからシャレだろう。
社民党党首の福島瑞穂氏も人選について相談がなかったとし、社民党議員もメンバーに入れるよう要請する模様。政府の調整不足が改めて露呈したかたちになってしまった。眼中にないのが本音だと思うが参院選までの我慢だと思って付き合って行くだろう。

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加藤秀樹氏
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